2009年12月 5日

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]

2008年 東宝

 

監督 西谷弘

原作 東野圭吾

出演 福山雅治 、 堤真一 、 松雪泰子 、 金澤美穂 、 柴咲コウ

 

この原作はベストセラーだったので読まれた方が多いことと思います。

原作を読んでから映画を見るのは読書では背景の曖昧な部分を、画像が補ってくれる利点があるからで、私にはよりリアルな感想が残ります。

原作と、映画作品はジャンルの違いを理解すれば、あまり厳しく比較しなくてもいいのではないかと思っています。謎解きのスリルよりも人間関係に重点が置かれたのは、人はいかに「献身的」になれるか、そういたところにテーマがあったからかもしれません.

堤真一さんの好演は映画に厚みを与えています。

★★★☆

2009年1月20日

ユージュアル ・サスペクツ

ユージュアル・サスペクツ [DVD] 「The Usual Suspects」 (1995年 米)
監督 ブライアン・シンガー
製作 ブライアン・シンガー ジマイケル・マクドネル
脚本 クリストファー・マックァリー
出演 スティーブン・ボールドウイン(マイケル・マクマラス)
   ガブリエル・バーン(ディーン・キートン)ケビン・スペイシー(ヴァーバル・キント)
   チャズ・バルミンテリ(クイヤン) ピート・ボスルスウェイト(コバヤシ)
   スージー・エイミス(イーディ) ベニチオ・デル・トロ・(フエンスター)
   ミンテリ、「カジノ」のケヴィン・ポ
また「結末は話さないでください」の、どんでん返し映画を見た。
重要な登場人物が多いが、犯人当てをしたいならどの場面も見逃しては大変だし
ストーリーを追って乗せられて楽しむのもいい、最後が特に面白くとても良く出来ている。

*

冒頭、埠頭で船が爆発する。船では謎の人物の殺人場面があって犯人が船に放火、
炎上させてしまった。
その船から助かったのは火傷を負って重症の一人と、キントだけだった。
捜査官クイヤンは命の危ない乗組員から事情を聞こうとするが彼の話す外国語で聞き取れたのは「カイザー・ソゼ」という名前だけだった。がこの名前を聞いて慄然となる。
「ソゼ」というギャングは長く犯罪の陰にいて逮捕出来ないでいる大物だった。
クイヤンは瀕死の乗組員から聞き出してすぐに似顔絵を作成する。
一方、足が不自由で弱々しいキントからも事情を聞き始めていた。
キントも仲間の一人だったが障害があるために主に計画を立てる一味の司令塔の役目を果たしていた。
キントはそもそもの事の次第を話しだした。
それは6週間前のことだった。警察は銃を積んだトラックを襲った5人組を逮捕して調べ始めた。
逮捕されたのは札付きの犯罪者ばかりだったが、そこに集められた事で知り合った5人は、
密かに次の犯罪を計画していた。
釈放された彼らはまず警官の犯罪をあばいて大量のエメラルドを強奪、
それを売りさばくために知り合った故買屋に次の宝石商を狙うことを持ちかけられる。
だがこの実行が大失敗に終わった上に、ガードマンまで皆殺しにしてしまい、蓋を開けてみると、
宝石だと思ったのは9100万ドル相当の麻薬だった。
この計画の裏にはソゼが居たということで、彼には9100万ドルの借りが出来てしまう。
そこで新たに命令を受け冒頭のシ?ンである、爆発した船を襲うことになる。
だが5人のうちこの仕事を恐れて逃げたフェンスターは殺され、爆発とともに残りの2人も死に、
キートンは行方不明、残ったのはキントだけになった。ソゼも巻き込まれて死んだという。
一部始終を話した後、足の悪いキントは釈放され不自由な足を引きながら去っていった。
さて「カイザー・ソゼ」とは誰だったのだろう。そこにFAXで似顔絵が届く。

* * *

癖のある5人の犯罪者、中でも更正したというキートンは、女弁護士と付き合っていて死んだことにして逃げた過去がある。
などと5人にまつわるサブストーリーがあって犯人探しには泣かせる場面が多い。
ちょっと古いけれどこの種の映画が好きなら見て損をしない。面白く上出来。

68回アカデミー脚本賞・助演男優賞