サワヒヨドリ

よく似た花はたくさんあるが、この花の特徴は湿地を好んで生え、
殆どの場合地面から一本の茎が伸びて、枝分かれせず先に花が固まって付いている。
艶のない葉は対生して先が尖った披針形、
粗い鋸歯がありザラッとして短い毛がはえている。
葉には三本の筋が目立っている。花の色は白や淡紅色で筒状花が集まっている。
初秋から秋の終わりまで咲いていてあまり珍しくはないが、
朝夕涼しい風が吹き始めた秋の野山で田の縁や溝などにこの花が咲き始めると、
暑い夏も終わりこれから秋を彩る花々に出会う季節が始まるという
楽しい気持ちにさせてくれる。