ようしゅやまごぼう

今頃の野山ではよく目立つ。丈高く大きな葉をしている。
葉の先に白い花が咲き、たくさんの濃い紫をした実の房が下がっている。
つやつやして葡萄に似ていかにも美味しそうだが有毒。
実にも根にも毒があり下痢や嘔吐を起こす。
子供の頃から触れるのも気味が悪く避けて通ったものだ。
同じ仲間のヤマゴボウは茎があおく、
「ようしゅやまごぼう」の方は見たとおり赤い色をしている。
味噌漬にして美味しい好物の「やまごぼう」は「もりあざみ」の根だそうだ。