オオヤマレンゲ

友人宅で初めて見た時は名前も知らずに、こんな美しい花があるだろうかと
感動した。
下を向いて咲く花だがその時は、なぜか上を向いて咲いているのが一輪見えて
「大山蓮華」という名前も素晴らしいと思った。それから毎年咲く頃には
見に通っているが、何度見ても見飽きることがない。白い花弁は６〜１０枚、
少し多いのもある、柄のある丸い葉が互生しているが、少し厚みがあって
毛が生えているので白味がかった深い緑色。固まっためしべの下にたくさんの
オシベがあり、葯は上のように紅色をしているものや薄いピンクのもある。
蓮華に座す小さな仏を思った名前だろうか、静かな中に華やぎもあって美しい。
平地では初夏に咲いているのを見るが、志賀高原の花はやはり遅く、まだつぼみも
多くて、咲ききっていなかった。

園芸用に受け咲きもあるそうだ。