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ウラシマソウ

春の山野草

ウラシマソウ
ウラシマソウ
分類
サトイモ科テンナンショウ属
季節
種類
撮影日
2007/04
場所
和歌山 勝浦
ウラシマソウ(浦島草)

少し湿った林の中に群生していた。
大きな葉の下に気持ちの悪いグロテスクな花が咲いていた。
筒型の先は笠の様にかぶさった仏炎苞で下は白く上に行くに従って濃紫色をしている。
付属体の先が長く伸びて垂れ下がっている。
これを浦島太郎の釣り糸に見立てて名前をつけたのだとか。
姿に似合わない名前を持っている。
中を覗くとその通り、付属対の先は紐の様になって長く伸びていた。

テンナンショウの仲間には付属対が白くポッと明かりがともったようで、
細長いガラスのホヤに似た仏炎苞を持つ美しいものもあるので、
一概にグロテスクと言ってしまえないが、
ウラシマソウは薄暗い湿った林の中で出会うとあまり嬉しいものではない。
どうしてこんな不思議な形の花があるのだろう。やはり細長いものとは相性が悪いかも。