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ジンチョウゲ

春の山野草

ジンチョウゲ
ジンチョウゲ
分類
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
季節
種類
撮影日
2007/04
場所
奈良
ジンチョウゲ(沈丁花)

古く室町時代から栽培されている香りのよい庭木。
春は早くから咲き出して多くの人に親しまれてきた。
「沈香」と「丁子」の香りがすると言うので沈丁花という。

4枚の花びらに見えるのはガクで花弁はない。
外側は薄紅色で中は白い。
茎など三椏によく似ていて樹皮は丈夫で途中で3つに分岐しているものが多い。
葉はつやがあり倒被針形、枝の先に丸い花をつける。
沈丁花とは赤い花を指すが白いものを白花沈丁花という。

沈丁花匂ひ梨の花ほぐれそむ窓あけてすこし寒き雨の日  安原正一
沈丁花青くかれをりすさみいく若きいのちのなつかしき夕べ  若山牧水

沈丁花春の月夜となりにけり  虚子
沈丁の咲きはじめたる白さかな  立子

「花の歳時記」