みつまた 春の山野草2019.03.10ミツマタみつまた分類ジンチョウゲ科ミツマタ属季節春種類花撮影日2003/4/12場所愛媛みつまた (三椏)子供の頃、山の畑でミツマタを栽培していた。和紙の原料として売れるからで冬から春先にかけて仲買の人が集めにきた。根元から切って束にし、大きなドーム型をした蓋をして大釜で蒸し皮を剥ぐ。(皮を剥いだ後の木は白く柔らかいので花材などに使われている)それを乾かして保存し、冬の凍るような川につけて柔らかく戻し黒い表皮を削って洗うと白い皮だけになる。それを干して束ねて売るのだが、この寒中の皮剥ぎは苦しい仕事だったろうと思う。その後学校や職場を経て子育てにも忙しく、花を探す余裕も無かったので時々あの花はどうなったかと思い出していた。数年前、ハイキングで行った奈良の「山之辺の道」で見つけた時は感激した。嗅ぎ慣れたいい香りがした。