コバギボウシ

夏の山野草

コバギボウシ
コバギボウシ
分類
ユリ科ギボウシ属
季節
種類
撮影日
2002/08/12
場所
愛媛 四国カルスト
コバギボウシ(小葉擬宝珠)

谷川の縁など少し湿った所に生えている。
一日で枯れる花だからか沢山の蕾がついて次々に膨らんでいく。
緑の鮮やかな自然の中に優しい紫色はよく目立って美しい。
一日花は花数が多く、白い花は芳香がある、種の保存のための知恵だろうか。
春の野草摘みには欠かせない花で「うるい」と呼ばれている。
特に香りがいいとか味に特徴があるといったものではないが、
葉柄の部分をさっと茹でるとシャリシャリとした歯ざわりで、
オヒタシや和え物にすると春の味になる。
因みに宝珠というのは何でも望みの叶う玉のことで、
欄干についている擬宝珠は災いが渡ってこないようにとのまじないとか。

↓志賀高原 2005.07.17 撮影