那智の滝

鳥居からは古い木々の陰が滝まで続いている。

 

那智の滝

 
飛瀧神社 滝へ続く道
那智の滝は飛瀧神社の御神体で、
世界遺産でさらに国指定天然記念物でもあった。
その他に、国指定名勝、日本の滝百選、
日本の名水百選、日本の音のある風景百選と
たくさんの「百選」にも指定されていた。
 両手で抱えても抱えきれないほどの
太さの大木が、珍しくもない、というふうにたくさん生えて歴史を感じさせていた。
   
 
階段を下りると正面に 落差は133メートル
神社の入り口からほぼ真っ直ぐに階段を下りていると木々の間から真正面に、真っ白な滝が見えてくる。

 

落差 133メートル
銚子口の幅 13メートル
滝壷の深さ 10メートル
」(立札より)

落差は高すぎて、数字を見てもぴんとこなかったが
滝壷の深さを想像して思わず震えた。

 

滝の側ぎりぎりにまで、植物が鐘の形のように生えていた。
滝の下に大きな岩がごろごろと転がっていた。

遠い昔には普通の川で、岩の層が豪快に
はがれて落ちてこんな形の滝になったのかしら、などと漠然と思った。

滝に打たれて修行をしている人たちをテレビで見たが大変な荒行だと思った。

   
 
上の段の滝見台 滝の流れる先

御神体なのだから、「見台」ではないかもしれないが他に名前が思い浮かばないので、台としておくことにする。

この台は2段あって、ツアーの人たちはこちらで記念撮影をしていた。

 

滝は川になって流れていた。
水のたまっているところを見ると薄っすらと緑色だった。

水が豊富で綺麗なところは緑が濃くて清々しい。

   
 
この下にはあの滝壷 帰りに寄った食事処

滝の水しぶきが風にのってたまに飛んできて
気持ちが良かった。

前日が雨だったのでどれ程水量が増えてるかと少し心配していたが、さほど濡れずに気持ちよく過ごせた。

 

駐車場に停めると、ソフトクリーム代が割引されるということで、帰りは忘れずに寄った。
丁度お昼だったので、山菜うどんも頼んで食べた。お店の人が親切にストーブをつけてくれた。ストーブの横でうどんを食べ、ソフトクリームを食べた。

なんだか幸せだった。
窓からは帰りに通る山が見えていた。