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あけび

春の山野草

アケビ
あけび
分類
アケビ科アケビ属
季節
種類
撮影日
2002/05/04
場所
愛媛
アケビ(木通・通草) ↑シロバナアケビ

春の半ばに山に入ると「あけびの花」が咲いている。たいていはt手の届かないよう
なところにあって、巻きついた蔓から、薄紫の花の房が下がっていて可愛らしい、
少し大く濃い紫をしているのが雌花で、その上に小ぶりに雄花が5,6コ咲いている。
上の種類は、茶色の皮が薄く、細長い形の実がなる。もう少し花も大きく実の色も
薄い紫がかっているのもある。どちらも実は秋に割れて甘く熟した柔らかく
白い果肉がおいしい。黒い種が沢山入っているので飛ばして遊んだこともある。
素朴な果実は最近は山にでも入らないと見られなくなったが、
改良種なのかときどき大きな実が果物屋さんに有って、これは
皮もジャムや炒め物にして食べられると聞いた。最近は蔓をリース用に使ったり
するが、子供の頃は籠に編んで摘み草などを入れた

山かげの道に通草の黒き花ふふまむとする時は来たりぬ 斉藤茂吉
むらさきの通草の花の散る谷に山鳩のこえ二つきこゆる 宮柊ニ
花あけび雄花雌花とこくうすく 山口青邨

「花の歳時記」より