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オオアラセイトウ

春の山野草

オオアラセイトウ
オオアラセイトウ
分類
アブラナ科オオアラセイトウ属
季節
種類
撮影日
2004/04/03
場所
枚方
オオアラセイトウ
しょかっさい・はなだいこん・むらさきはなな

車で走っていると、川の土手や野原の縁などに紫の群落を作って咲いている。余り綺麗なので毎年種を蒔いて育てている人があるのかと思っていたが、江戸時代に園芸用に中国から来た花だそうで今は野生化して広がっているとのこと。川の中の砂州になっているところに小さく咲いていることもある。

黄色い菜の花と違って細い茎に比れば大きい花びらがぎっしりと詰まって咲いているのはとても美しい。

いつものようにオオアラセイトウがあるならアラセイトウは何?と思ったら、アラセイトウはストックのことだった。翻訳本の中でアラセイトウの花はよく出てきたが今ならストックと訳すのだろう。

ショカッサイという呼び名も好きなのだが、周知のようにこの名は諸葛孔明に因んでいる。若菜が食料になり油も採れるというので、占領した土地に種を蒔かせたという故事から来ているそうだ。
孔明は名高い戦略家で三国志ではその戦いがとても面白い。
一方彼は学究肌の政治家であったという説もあるので、ショカッサイの名の由来に疑問もある。
ラサキハナナという名もわかりやすい。見出しをオオアラセイトウにしたのは読書好きの気まぐれで、いろいろな呼び名があるというのは花が美しく親しみやすいからだろう。