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しゅんらん

春の山野草

シュンラン
しゅんらん
分類
ラン科シュンラン属
季節
種類
撮影日
2005/04/13
場所
奈良矢田山丘陵
シュンラン(春蘭)

これは四国の山に咲いていたのを持って帰って庭に植えた。
以前は花壇の縁取りにしていたので春になるとそれは沢山咲いた。いい香りがするので
蘭茶にしたらと薦めてくれる人もあるほどだった。
改築の特になくなったので又新しく植えたのがやっと咲いた。

花は蘭の形、周りにガクが三枚、花弁は上に二枚。
下の白い唇弁には紫の斑点がある。
葉は細長く先が尖って艶がある。
薄緑の花は山で咲いていると目立たないが爽やかで、控えめで実に美しい。

春の山を歩いていると、普通に見られる、ありふれた花だったが
それも近郊では見ることができなくなった。
林の落ち葉が積もるようなところに生えると大きく伸びて花も大きい。
少し湿り気のあるところが好きらしい。
日当たりのいいところでも咲いているが葉が短く花が顔を出していたりする。
この花を見て形がいいと誉めてくれた友人がいたので
観察してみると、安定した形で上の花弁も二枚がきちんと
合わさって側弁はしっかり開いている。
これをいい花というのだろうか。
好きな花は誉められると自分の事のように嬉しい。