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イブキトラノオ

夏の山野草

イブキトラノオ
イブキトラノオ
分類
タデ科タデ属
季節
種類
撮影日
2005/07
場所
志賀高原
イブキトラノオ(伊吹虎尾)

高原の日当たりのいい野原に生えている。
長く細い茎の先に、白か薄いピンクの花穂が着いている。
群生していることも多くて揃って風に揺れていたり、
夕日の逆光で透けて見えたりすると、風の道に立っているようで
夏の暑さも忘れてしまう。

花びらはなく白く見えるのはガク。
中からシベが外まで伸びているので、柔らかなブラシのようにも見える。

小さな花はみんな愛らしいが、
この細い細い茎が草の中から長く伸びているのを見ると何だか優しい気持ちになる。

伊吹山に多いので名前がついた。
ネコジャラシのようだが少し大きいからか、トラノオという。