センダン

道の脇や山に大きな木があって初夏になると
薄紫の花が煙ったように咲いていた。
どんな形の花なのか近くで見たいと思っていたが、
車で通過することが多く、毎年気になっていた。
今年こそ確かめようと車を停めて写してきた。
葉は羽状複葉、花はその葉柄の根元から花序を出して咲いている。
花びらは５枚、珍しいのは花弁の中心から飛び出した筒で、
これは花糸がくっついたもの。
中にオシベがあり先に黄色い葯が丸く並んでいるのが見えている。
秋には落葉して黄色い実がいつまでも残っていて美しい。

「双葉より芳しい」センダンとは違う木だそうだ。