やぶからし 夏の山野草2019.03.10ヤブカラシやぶからし分類ブドウ科ヤブカラシ属季節夏種類花撮影日2003/07場所枚方やぶからし(薮枯)・びんぼうかずら荒地はもとより薮や川の縁などに覆いかぶさって繁茂している。葛などと絡み合ってとても逞しく繁殖する。「薮も枯れるほど下草や小さな木々を覆い尽くす」という名前のとおり。夏草が伸びだすと、その上で花柄を出して広がっている。この画像を見るだけで埃っぽい夏の草いきれまで思い出す。粒々のつぼみが無数に付いていて少しずつ順番に開いていく。つぼみのときは4枚の緑の花びらが閉じているが開くと花びらはすぐに落ちて、赤いお皿のような蜜の入った台が残る。蜀台のようで真ん中にめしべが立っている。花は余り目立たなくて、茂った様子ばかりが印象的だが、どこにでも見られる夏の花の一つになっている。