答えは文芸書にしようかな?ミステリかな?SF?ホラー?マンガ?(聖おにいさんに、はまっている私)
私の挙げた本はどれも腑に落ちない顔で、勧めてくれたのがこの本「バカのための読書術」友達なら言える笑
「前に読んでとても面白くて参考になった」そうで、それなら読んでみよう。
たぶん私に、遅まきながら見かねて「読む学問」を勧めてくれたのかもしれない。
まず 序言 バカは歴史を学ぶべし
「諸学問の中核になる学問は何かという問題がある」という書き出し。
親切に、学問に向かう心構えが書いてある。それを読書の指南書と思えば、役に立つ。
特に難解な本について読まなくてもいいというのは、本音をついた意見だった。額にしわを寄せて難解な内容を読もうとするよりも、易しい解説本がいいと今は思う。
「難解でなくても面白い」と書かれている。
面白くなってきた。
第三章 入門書の探し方
☆ 新書版はかならずしもいい入門書ではない
☆ 「解説」は使える
☆ 「バカだと思われたくない」インテリ病
☆ 「経済学」入門書
☆ 「通俗心理学」は怪しい
☆ これからは統計学の時代である
☆ 宗教「学」というのもおかしい
第六章 「文学」は無理に勉強しなくてもいい
☆ 「バカ」もこじらしてはいけない
読むと「バカ」になりそうな本やテレビの番組、携帯電話依存が「バカ」になってそれをこじらせると書いてある。
「読んではいけない本」ブックガイドがある
私家版小説ガイド がついている
☆ 難解なものは入れない
☆ マンガも入れる
☆ 国籍・時代を問わない
☆ むやみに長いものも入れない
☆ 現代日本の人気作家は入れない
☆ 読者の年齢・性別で分けてみる
という方針で紹介されている。参考にすれば、私の「バカ」に向かっての直滑降状態を少しでも抑制できるかもしれない。
とふと考えた。「読んではいけない本」のラインアップが疑問だ、参考にならないでもないが。名著(私なりに)も露骨にこき下ろしてオススメに入ってない、あれ?この人「自説に拘ったタダの鼻高さん」ではないだろうか。
読むのは、これから発展途上(著者のように東大あたりを指すのか留学してみるとか)を目指すひとたち向きか。文系の。
瑣末な事情も絡んで、一度エンジンを切って、自他共に「バカな読書か」か「バカ」でないかなど余り気にしない新しい世界に向きを変えた私には向かない本だった。
新しいなにかを教えてくれる読書は大好きですが。