キクザキイチゲ

落葉樹の下に育っている。二回三出複葉で葉には細かい切れ込みがあって先は尖る。
茎に三枚が輪生している。一本の茎に花が一つずつ咲くので一華というそうだ。

花びらのように見えるのはガクで薄い紫色をしている。
茎も細く葉も薄くて、キンポウゲの仲間にしてはあまり元気があるように見えない。
気をつけなければ見逃してしまうくらいに花時も短い。
イチゲの仲間では花も大きくて淡い色も美しい。
アズマイチゲの札の側に咲いていたが、葉の形からキクザキイチゲだと思った。