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しらひげそう

夏の山野草

シラヒゲソウ
しらひげそう
分類
ユキノシタ科ウメバチソウ属
季節
種類
撮影日
2004/08
場所
六甲
しらひげそう(白鬚草)

葉やつぼみの感じはウメバチソウによく似ている。
葉もハート型で柔らかいのも同じ。
ただウメバチソウは花柄に葉がなく背が低いのに
比べシラヒゲソウは伸びた茎の途中にも小さな葉が付いている。
ウメバチソウのつぼみは、花が開く前にガクが星のように
開くがシラヒゲソウはいつまでも丸く花びらを包んでいる。

花の中を見ると、とても面白い形をしている。
真ん中に先が3つに別れためしべがある。
その外側に花粉の入った袋を持つおしべ、
周りに黄色い(コレは蜜だろうか)丸い玉をつけた仮おしべがあり、
これは三本ずつ5組になっている。
花びらは先が細かく糸状に分かれて、これが鬚のようなので花の名前になっている。
湿地の草に混じって咲いていると、そこだけポっと白く
浮きあがって見えるほど美しい。
ウメバチソウも清楚で綺麗だが、
こんなによく似た花があって咲くと姿が全く違うというのも珍しい。