ほたるぶくろ

（左）雨に濡れたホタルブクロ

少し紫色を帯びたものが多いが、白い花も多く見た。
ほたるを入れて遊んだところから来た名前だと言われるようにホタルの出る６月頃に咲く。
荒れたやせ地の崖や、土手によく咲いている。
萱や雑草の中に混じって沢山花をつけて元気に咲いているのもあれば、
ほそぼそと一つ二つの花がついていることもある。

子供の頃に、花を摘んで噛んでみたことがあるが、独特の香りと味がした。
中にホタルを入れたら光が少し透けて見えた。花が雨に濡れると半透明になる。
これに蛍を入れたらガラスの籠に入れたようで綺麗ではないだろうか。
空の星のように沢山飛んでいた頃は部屋にも飛びこんできて
電気を消すと蛍がチカチカ光るのが見えることがあった。
ホタルブクロは今でもあちこちで見ることが出来るし、
釣鐘型のためか優しい風情で美しい。

↓青いホタルブクロ 園芸種？　2007.06 六甲山　撮影