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トスカーナの休日

トスカーナの休日 映画

トスカーナの休日

「UNDER THE TUSCAN SUN」 (2003年 米)
監督:オードリー・ウェルズ
製作:オードリー・ウエルズ  トム・スタンバーグ
原作:フランシス・メイズ「イタリア トスカーナの休日」
音楽:クリストフ・ベック
出演:ダイアン・レイン(フランシス) サンドラ・オー(バッティ) ヴィンセント・リオッタ(マルティーニ) ラウル・ボーヴァ(マルチェロ) リンゼイ・ダンカン(キャサリン)



何度もテレビのCMで見ていたが、ダイアン・レインだし、イタリアだし「運命の女」で見たような、ちょっと露骨なラブストーリーかなと思っていた。ところが。


夫の浮気で離婚した作家、批評家のフランシスは鬱々と落ち込んだ毎日だった。
家を出て離婚者用のアパートに入ったのも間違いの元。勿論回りは離婚者だらけ、
隣の部屋から泣き声が聞こえてくるので壁を叩かなければならない。
見かねた友人のバッティがイタリア行きのチケットを呉れた。迷った末に出発。
着いたイタリア トスカーナ地方は題名のように明るい太陽の下で輝いていた。
トスカーナのあまりの美しさもあって、バス旅行の途中で見た古い石造りの家に
惹かれて衝動的に買ってしまう。

でも何せ築300年の古い家なので手を入れなくてはならない。
(こんな明るい所に住んで家を改装することに夢中になっていればいつか
気持ちも癒されるかも)なんていうことで、不動産屋のマルティーニにも励まされながら、
雇った4人のポーランド人とともに夢中で働いて働いてすっかり見違えるように作り変えてしまう。

そのうちに町にも馴染み、友人も出来、ステキな男性にも出会うが、あれこれと事情もあって、
すれ違ってしまいうまくいかない間に彼には恋人が出来てしまってゴメンナサイといわれてしまう。
優しい理想的と思われるマルティーニには家族があり、これも駄目。
でも、彼女はめげない。トスカーナの光が満ち溢れ広々と開いた自然の中で次第に自分を解放していく。この家で家族とともに暮らし結婚式をしたい、という彼女の希望はみんな叶うことになる
改築に来たポーランドの若者は近所の少女との恋を実らせ、完成したフランシスの家で結婚式を挙げる。恋人に逃げられた親友のバッティがやってきて赤ん坊を
産みここで育てる様子。理想の結婚相手も見つかりそうな予感がする。


という明るくハッピーなお話。ほのぼのとして心温まる作品。ダイアン・レインは年齢を
少し感じるようになった。でも美しい。トスカーナの行事や習慣も見られて楽しい。
何気ない映画だがエピソードも楽しいし、ベストセラーの原作があるのも知らないで見てしまったが、いい時間を過ごした気がする。

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