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オオバノトンボソウ

夏の山野草
オオバノトンボソウ
オオバノトンボソウ
分類
ラン科ツレサギソウ属
季節
種類
撮影日
2006/5
場所
穂谷
オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)

道端の刈り込んだ叢から細い茎が伸びている、三角の頭が扁平なトンボというところ。
山地の日当たりのいい草原や林の中に生えている。
緑の葉に紛れて見分けにくいが、茎の先についた花が草の葉の線形の中に混じっているので
目を凝らすと「あれ! なに?」と思わず近寄っていく。
トンボソウは湿原の花のように思い込んでいたが、そっくりの形なので驚いた。
距が長く1.5センチはあり下に曲がって伸びている。
花の両側が横に伸びて翼のように見える、茎の先に尻尾をつけて
これから飛び立とうとしているようだ。
緑色の地味な花だが近寄ってみると
小さなパーツで組み立てたような構造で単純なところが面白い。
ただ本当に単純かどうか、次の機会には超マクロで見てみたい気がする。