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アンダーカレント

豊田徹也日常生活を淡々と描いている、そこにある激しく噴き出すものが徐々に鎮まっていく。その時間が苦しく切ない。表紙が美しい。こうして横たわっていられるのは、すでにあらわれた出来事を超えて、激しさなどない世界に住み始めているのだろう。 生活...
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イエスの遺伝子

マイクルコーディこれはベストセラーだったな。始まりから実に面白い。 近未来には、遺伝子工学も情報機器もこのくらいまで進歩しているのかと思わせる。 そう 、もしというのがSFというものだろうが、人間のもつ神秘のなかに神が降りてくる。この...
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イノセント・デイズ

早見和真評判がいいみたいだし、辻村深月さんの解説だし、知らない作家の慟哭ミステリか。 読んでみるかなと予約して待っていた。日本推理作家協会賞受賞作、なのだが。多くの方が推薦しているので大っぴらには言えないがいってみる、期待外れだった。でも...
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イワン・イリッチの死 (1973年)

トルストイトルストイ56歳の作品だ、しばらく休筆した後でもう死を見つめたのか。彼は壮絶なイリイチの死を内側から見ている。気力のあった頃に大作の後で読んだのだが、その頃はあまり記憶に残らなかったが、再読してみた。まず、イリイチの死が知らされ...
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もう一度読みたい 教科書の泣ける名作

学研教育出版「ごん狐」などはよく知っているはずなのに、大雑把な話しか知らないので、ずいぶん前から気になっていた。ふと思いついて図書館の本を検索してみると、この本が出て来た。選考はさまざまな世代にアンケートを行い、有名な作品から、隠れた名作...