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バンディッツ

バンディッツ 映画

バンディッツ

「BANDITS」 (2001年 米)
監督:バリー・レビンソン
   (ナチュラル、ヤングシャ-ロック、レインマン、スリーパーズ他)   
出演:ブルース・ウイリス ビリー・ボブ・ソーントン ケイト・ブランシェット トロイ・ガリディ

時間があるし、ちょっと鬱気味(といって深刻に落ち込むほどでもない)という人に
お勧め、映画好きなら気分転換にはなるし、面白い。


衝動的でタフな男(ブルース・ウイリス)と、いつも病気ではないかと怯えている
神経症の男(ビリー・ボブ・ソーントン)は刑務所に入ってきたミキサー車を奪って脱獄。
路上にあるもの、柵や門まで派手に壊しながら脱走に成功する。
フロントガラスも撃たれて穴だらけであるが怪我一つしてないのが幸い。笑える。
さしあたって生活用品がいる、手近なところで紳士的に調達、二人には得意の銀行強盗で稼ぎながら、メキシコに行きのんびりと生活するという夢があった。
相棒は神経症ながら綿密で頭がいい、二人組みの強盗は、前日に銀行の
支店長の家に押しいって泊り込み、翌日開店前の銀行に行き、支店長に鍵で金庫を開けさせ るという計画を立てる。
次々にうまくいって「お泊り強盗」としてマスコミに人気が出たりする。
そこに、結婚生活は倦怠期、このままでは病気にでもなろうかという主婦(ケイト・ブランシェット)が偶然仲間に入る。
刺激的な生活に張り切る彼女は二人の 迷惑など考えていない。
ところが美人なうえ案外気がよく優しい女であったため、多少のギクシャクはあったものの、明るい三角関係にはいったかに見えた、が ついに決裂、強盗旅行にも破綻が見え始める。


見所はまずブルース・ウイリスにかつらがある。髭をつけて変装したりする。
それがおしゃれで良く似合う。
神経症の男は、まるで現代を象徴するようにあれこれ悪性の病気を作り出し、とり憑かれている。
生活不適合者ながら、やっと安らぐ女性に巡り遭ったのだが、 それがケイトでついてなかった。
ケイト・ブランシェット、最初にキッチンで馬鹿騒ぎをしながら料理中で登場、
歌って踊って倦怠感を発散していたのに、忙しい夫は食事もしないで出かけてしまい、
落ち込んで車で暴走中に強盗仲間に遭遇する。
気の利いたセリフにおしゃれな衣装でなかなか楽しい。
最後の落ちは多少予測できるものの良くできている。
犯罪映画ではあるが、コピー通りちょっと痛快なお正月作品である。