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イングリッシュ・ペイシェント

イングリッシュペイシェント 映画

イングリッシュ・ペイシェント

「THE ENGLISH PATIENT」 (1996米) 

監督:アンソニー・ミンゲラ
脚本:アンソニー・ミンゲラ ソニー・ミンゲラ
製作:ソウル・ゼインツ
音楽:ガブリエル・ヤール
出演:レイフ・ファインズ(アルマシー) ジュリエット・ビノシュ(ハナ) クリスティン・スコット=トーマス(キャサリン) ウイレム・デフォー(カラヴァッジョ) コリン・ファース(ジェフリー) ナヴィーン・アンドリュース(キップ)

冒頭男女二人の乗った飛行機が炎上して砂漠に墜落する。
このあたりは予備知識で知っているところだが、舞台になるサハラ砂漠の無機質な広がりが、
二人の運命を際立たせている。

看護婦のハナがイングリッシュペイシェントと呼ばれる全身に焼けどを負った男性
の世話をすることになる。
ハナにも戦争で負った傷があった。荒れた僧院で患者は少しずつ過去を思い出す。
患者、アルマシーは友人の妻キャサリンを恋し、愛し合うようになる。
二人の運命が悲劇に向かっていく話。

アルマシーは考古学者であり余り社交的ではなく、キャサリンへの思いは一途である。
探検先の洞窟の壁画など背景も見所で、砂嵐に巻き込まれる様子も違和感がない。
そして患者とハナとの穏やかな生活にもう一人、スパイのカラヴァッジョがアルマシーに復讐をするために同居し、インド人の将校キップも近くにいる。
こうした人たちの織り成すエピソードが物語の厚みになって、ハナの周りで展開する。

まさに映画らしい壮大な砂漠と細やかな心理描写も加わって楽しめる。
いうまでもなく個性的な役柄にはまっている。ほかの配役もインパクトがあり忘れがたい。
フランス女優のビノシュは可憐で親しみやすく、影のある看護婦を演じきり、
レイフ・ファインズは「シンドラーのリスト」とは又違った若々しい印象、
ウイレム・デフォーはいうまでもなく個性的な役柄にはまっている。取り巻く配役もインパクトがある。

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