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スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃

スターウォーズエピソード2 映画

スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃

「STAR WARS EPISODE II ATTACK OF THE CLONES」 (2002年 米)

製作・総指揮監督・脚本:ジョージ・ルーカス
製作:リック・マッカラム(インディ・ジョーンズ)
プロダクションデザイナー:ギャビン・ポケット(エレファントマン)
サウンドデザイナー:ベン・ハート(インディジョーンズ レイダース)
出演:ヘイデン・クリステンセン ユアン・マクレガー イアン・マクダーミド ナタリー・ポートマン クリストファ・リー サミュエル・ジャクソン


エピソード1に続くスカイウォカー家の歴史と、遠い銀河系で起きた平和を愛する人たちと、
悪の愉しさと欲望に負けて暗黒の世界に生きる人たちとの戦いの歴史。


子供向けに作られてもいるので分かり易いお話。
言葉も平易で画面を見ているだけで映画が終わる。
ストーリーはもうあまりによく知られていて事前にTVでも放映されたので、関心のある人には必要がない。
今回がエピソード2ということで、以前に公開されたものが、物語としてはハン・ソロ(ハリソン・フォード)などが活躍する未来を先取りしているので、その発端が今回のシリーズの物語である。

エピソード1で10歳だったアナキン・スカイウオーカーも20歳になっている。
亡くなった騎士クワイ=ガン・ジンに素質を見込まれて母と別れ、高潔で勇敢なジェダイの騎士になるべく、今はオビ=ワン・ケノービの元で修行中の身。
しかし、クワイのもとで厳しい修行を果たしたオビ=ワンとは違って、独立心反抗心ともに強く律しきれないぶん、ストレスとなって日ごろの行動が危ぶまれている。
これがとても今風。

20歳になったアナキンと?話でナブーの女王であったアミダラが結婚する。
二人の恋物語も美しい風景の中に展開するが、未来の暗さを予想させる所も
細かい心配り。後に活躍する、ルーク・スカイウォーカーと、レイヤ姫が
姉と弟であり、養父母に育てられたことになっているので物語の進展は察しがつく。
アナキンがどうしていつ右手を無くしたのかという事などを含めてマニアックな見方もある。
人気のあるライトセーバーの色分け、船の外観装備、銀河系に属する国々の環境、風景など、
イメージがこれまで以上に複雑でそれが画面一杯に拡大されているのを見るのは楽しい。

キャラクターについても、お馴染みのヨーダなどの騎士、(メイス・ウインドゥ役の
サミュエル・ジャクソンもその一人、今回は会議室から出て紫のライトセー バーで戦うが精悍で美しい)ジャー・ジャー・ビンクス、とぼけたC3PO、なかなか凄いメカニックのR2D2などのドロイドも様々いる、アナキン役の ヘイデンは複雑な年頃をうまく演じ、アミダラはあの「レオン」の少女ナタリー・ポートマン、まず綺麗で宇宙的美女を演じるはまり役。
冷静な決断力も併せ持 つ理想像でもある。「ドラキュラ」のクリストファー・リーも出ている。
しかしなんといってもユアン・マクレガーのオビ=ワン・ケノービがいい、というのは とても個人的な好みかもしれないが。
騎士道というのはアーサー王の円卓に座ってなくても、十字軍でなくても憧れだなぁ。
ジョージ・ルーカスも同感なのだろ う。

面白い面白くない、関心のあるなしは何に於いても多分に観客の資質の違いで、
現代のハイテク技術と多くのの予算と時間、優れたスタッフを使って作り上げたエンターテイメント映画でこれは屈指のもの。
音楽は新しいテーマ曲も盛り込んでいつものジョン・ウイリアムズ作曲。