ザゼンソウ冬の山野草2019.03.102019.03.11ザゼンソウ ザゼンソウ分類 サトイモ科ザゼンソウ属季節 冬種類 花撮影日 2006/02場所 滋賀県今津町ザゼンソウ(座禅草)・ダルマソウ(達磨草)四国に居た子供の頃に見た記憶があると話したら ここが西限だから四国にはないでしょうと教えてもらった。 大人になって早春に捜してみたが見つからないはず。 昔本か何かで見たのを間違えて覚えていたのだろう、幻のような記憶があるが。 北の寒い地方が好きで雪を割って咲き出すという。 今津町でもまだところどころ雪が残っていた。 珍しい色をしていて、形も面白いので一度見たいと思い続けていた。 花が咲きはじめてから葉が伸びてくる他のサトイモ科と同じように、 仏炎苞が大きくかぶさっている中に黄色い花がある。 春に咲く、テンナンショウの仲間、マムシグサや ミズバショウ、カラスビシャクにもどこか似ている。 取り立てて美しいとは思わないが、寒い季節に花を守るように大きなフードを被って、 中からカマクラの明かりのような黄色い花が覗いている。 こんな形を仏と結びつけて名前をつけた先人の心がとても日本的で興味深い。 「スカンクキャベッジ」とも呼ばれるのはそのものズバリで、 悪臭があり葉が大きいのがよくわかるような気がする。