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詩人・菅原道真―うつしの美学

大岡信道真と言えばどうして遣唐使廃止の上奏をしたのか、どうして王朝経済を立て直す当然必要な重要政策から降ろされ太宰府のわび住まいで悲惨な死を迎えたのか、ひとまずこの名著から読み始めました。詩人大岡信さんの著作なので、詩心に込められところを...
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詩歌の待ち伏せ〈1〉

北村薫<待ち伏せ>という題名。読書好きにとってこういうシーンが多ければ多いほどいい。本を開いて出会った言葉や文章に再会した感動とか、懐かしい題名を思い出し長い疑問が解けることがある、とか。北村さんの、そんな嬉しい出会い、まるで待ち伏せに逢...
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誰かが足りない

宮下奈都分かりやすい、優しい物語だった。うっすらとした寂しさが絵になったような日々の中に、訪れた「ハライ」というレストランでの幸せな時間が、しみじみとしみる。読む本の中にはむずかしい漢字ばかりの時がある。鋭く心の中をかき回してあとはわずか...
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謎物語―あるいは物語の謎

北村薫推理小説というジャンルの謎を解く。推理小説の中の謎を解説する、古今東西のミステリを語る深くて広いエッセイ。 裏表紙の紹介から物語や謎を感じる力は、神が人間にだけ与えてくれた大切な宝物。名探偵も、しゃべるウサギも、実は同じものかもしれ...
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貴族探偵

麻耶雄嵩自分で推理しなくても、メイドやボディーガードが犯人を見つけてくれる。だって私は貴族で、若くてイケメンで使用人は粒ぞろいなんだ。美女がいれば口を出すけど。この麻耶雄嵩さんと埴谷雄高という「死霊」を書いた作者がどうもこんがらがって、本...