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冬虫夏草

梨木香歩上ったこともある、遠く見ることもある鈴鹿の山に、こんな話も埋ずもれていたのか。ほっと今を忘れ時の流れに埋もれそうな物語が生まれる山でもある。これの前編のような 家守奇譚は、綿貫征四郎が住んでいる家の周りで起きた話だった。手入れのさ...
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凍りのくじら

辻村深月珍しく二度読んだ。 本を読むことは本当に面白いと思った。どらえもんの道具がでてくる。子供向きのマンガ、アニメだと思っていたものが次第にそれだけではなくて、物語を意味の深いものにしていた。 ドラえもんの出す道具が、ストーリーにぴった...
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出署せず

安東能明これより先に「撃てない警官」があった、しまったと思っていたら、解説が丁寧なので参考になった。その後あれやこれやで、主人公の柴崎が左遷されたのが綾瀬署の警務課、課長代理だった。間の悪いことが重なって、現場経験の少ない女性キャリアが署...
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初秋

ロバート・B.パーカー映画「海辺の家」に似た父と子が家を建てる話のように思ったが、探偵スペンサーと、親に見捨てられた子という設定は少し違った。両親が自分の都合で、押し付けあったり 、取りあったりする家庭の中で育った息子は、当然普通でない。...
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傷痕の街

生島治郎ハードボイルドというジャンルを勉強してみた。 妻を誘拐され身代金を盗られ、傷だらけの男が戦う、これぞ真正ハードボイルドだった。ハードボイルドの基礎と言われる本を読んだ。最近本を読んでもミステリかハードボイルドか、いったいどんなジャ...