読書ハルムスの世界 ダニイルハルムス悲しみを越える前衛の言葉は、今も変わらずに生きている。こんな本かなと予備知識で想像はしていたけれど、それをはるかに越えるほど面白かった。 ただ面白いのではないところに深く残るものがある。書かれた時期がスターリンの恐怖政治の...2019.03.17読書
読書ティンブクトゥ ポールオースター言葉が分かる犬ミスター・ボーンズと、死を前にした詩人ウイリーが旅する。目ざすのは来世、無限の無の国。ミスター・ボーンズは知っていた。ウィリーはもはや、先行き長くない。 書き出しからウィリーは病んでいる。精神と肉体が究極まで...2019.03.17読書
読書テロリストのパラソル 藤原伊織藤原伊織さんは若くして突然に亡くなったが、この作品は江戸川乱歩賞と直木賞を同時受賞をして話題になった。私はこの作品も好きだが、「シリウスの道」「ひまわりの祝祭」「手のひらの闇」などに夢中になった。もう次が読めないのが残念。 特に「...2019.03.17読書
読書ニジンスキーの手 赤江瀑「ニジンスキーの手」で登場した赤江獏さんは亡くなられたけれど、何冊か集めた本がある。奥付を見ると昭和60年の5版だった。でも再版されているということはファンがいるのでしょう、嬉しかった。 今年早々にバレエダンサーの友人と話していて、...2019.03.17読書
読書ヌレエフの犬―あるいは憧れの力 エルケハイデンライヒ犬が踊った、ヌレエフの怠惰な犬の物語。ヌレエフの飼い犬の話で、名前は「オブローモフ」という。何しろ名前のように怠惰で毛色も薄汚れたようで眼はしょぼしょぼ、見かけからも取り得がないようだった。 ヌレエフとしてはこの犬を飼...2019.03.17読書