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佐藤究第62回江戸川乱歩賞受賞作(平成28年) 読了後に改めて帯の惹句をしみじみと眺める。作家の方々(選考委員)の書いた帯のなんという煽り方だろう。応援体制があからさまで、ほほえましいともいえる。選評の言葉は興味深い。今回は辻村深月さんに...
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『罪と罰』を読まない

岸本佐知子三浦しをん吉田篤弘吉田浩美「罪と罰」をさかなに、笑いと涙の座談会 読まずに読むで幕開け。岸本さんが最初と最後の一部を訳して配布する。立会人として読んでいる文藝春秋の編集者が参加して、時々本文のごく一部を朗読して軌道修正をする。「...
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1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

O・ヘンリーO・ヘンリーの短編は鋭く、暖かく、面白い。それにこの光文社の新訳は粒ぞろいで、ヘンリー病になるかもしれない。最近、短編集を読む機会が多い、以前は落ち着いて読むのは長編小説がいいと思っていて、短編集というものにあまり目が向かなか...
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あかいふうせん (いわさきちひろの絵本)

ラモリス映画で見た「赤い風船」を絵本で読んでみました。ずっと前にTVで見た映画です。ストーリーは忘れていたけれど、部屋の窓からのぞいている赤い風船が。 煙ったような色彩のパリの風景の中の、鮮やかな赤い色の記憶が時々浮かんできます。 可愛い...
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Nのために

湊かなえ10年後に明らかになる事件の渦中にいた人たちは、みんな同じ「N」というイニシャルを持っていて、パズル感覚で読んだ。 「望郷」以後、湊さんをもう少し読んでみたい気持になった。杉下は瀬戸内の小さな島から進学のために東京に出て、ボロアパ...