監督:ガイ・リッチー
製作:マシュー・ヴォーン
脚本:ガイ・リッチー
撮影:ティム・モーリス・ジョーンズ
音楽:デイヴイッド・ヒューズ ジョン・マーフィー ニック・モラン
出演:ジェイソン・ステイサム ジェイソン・フレミング デクスター・フレッチャー スティング スティーヴン・マッキントッシュ ヴィニー・ジョーンズ
「スティング」「ファーゴ」のような作風で「処刑人」のようなそこはかとない可笑し味が加わっていて、28歳の監督の作品とは思えない、切れのよさと少々ボケた味のあるセリフ、ストーリー展開で最後まで笑わせて楽しませてくれる。若手俳優も揃ってうまい。イギリスでコーエン兄弟を見つけたような感じがした。
大まかに3つのグループの麻薬と金を巡るどたばた。それに取立て屋(これが又面白い)と不良仲間のお父さんもからんでいる、コレがどことなく笑える。
2万5000ポンドずつを投資した4人の不良仲間が、計10万ポンドを元手に、賭けに強いエディに運を託したのですが負けてしまう、その上、口車に乗せられて借金までしてしまい、1週間以内に返さないと指をつめると脅かされるしまつ。 うまいことに4人のたむろしている部屋は壁が薄く、、麻薬を育てて大もうけをしている仲間を襲うという話が聞こえてくる、そこで、先に行って金を強奪、返済したのはいいが、蛇の道の道は蛇、盗んだことがばれてしまって。と、その大金をとったり取られたり大騒動になります。不良組は運よく生き述びてこれで返済できるというので祝杯を上げ、部屋にかえって仰天、部屋にある大金入りのバッグを巡って、入り乱れての戦いの果て、みんな死体になってしまっていた。部屋に残っていた金の入ったバッグを掴んで大喜びだったが。
強盗計画の折に手に入れた旧式の銃が名品だったり、取立て屋が子供連れで、仕事を手伝わせながらしつけに厳しかったり面白い。 最後も気が利いている。
Lock Stock & Two Smoking Barrels 1998年 イギリス