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言語小説集(新潮文庫)

井上ひさしちょっと悲しい気分や、憂鬱で、気に染まないことがあっても,それが心の半分くらいだったら、もう抱腹絶倒間違いなし、ほとんど憂鬱に占められていてもウフフくらいはいける…かも。作家がほめる、批評家も文句なしに認める言葉の手品師、言語マ...
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証拠排除〈上〉

ペリーオショーネシーとても面白かったので紹介。作者は2人の姉妹で、姉はハーバードの法学部出身。そのせいか法廷場面のやり取りも、弁護側検察側共に心理作戦の立て方や、弁護時の描写が行き届いて面白い。夫婦の溝が深まったためにふとした過ちで離婚と...
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詩人・菅原道真―うつしの美学

大岡信道真と言えばどうして遣唐使廃止の上奏をしたのか、どうして王朝経済を立て直す当然必要な重要政策から降ろされ太宰府のわび住まいで悲惨な死を迎えたのか、ひとまずこの名著から読み始めました。詩人大岡信さんの著作なので、詩心に込められところを...
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詩歌の待ち伏せ〈1〉

北村薫<待ち伏せ>という題名。読書好きにとってこういうシーンが多ければ多いほどいい。本を開いて出会った言葉や文章に再会した感動とか、懐かしい題名を思い出し長い疑問が解けることがある、とか。北村さんの、そんな嬉しい出会い、まるで待ち伏せに逢...
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誰かが足りない

宮下奈都分かりやすい、優しい物語だった。うっすらとした寂しさが絵になったような日々の中に、訪れた「ハライ」というレストランでの幸せな時間が、しみじみとしみる。読む本の中にはむずかしい漢字ばかりの時がある。鋭く心の中をかき回してあとはわずか...