読書夜の蝉 北村薫「円紫さんと私シリーズ」を読み終わった。二巻目は 「朧夜の底」、「六月の花嫁」、「夜の蝉」、が入っている。さて北村さんの第二巻「夜の蝉」、日本推理作家協会賞。テーマは「愛」かな、一巻と同じく特に変わりない暮らしの中からの不思議を解決...2019.03.17読書
読書夜の記憶 トマス・H.クックいつでも自殺できる用意をして暮らしている、ミステリ作家ポールの記憶。13歳の時に姉を殺された悲惨な体験が書くことの核になってしまっている。 今でもそのトラウマに悩まされている。 そこにまことに奇妙な依頼がくる。50年も前...2019.03.17読書
読書夜よ鼠たちのために (宝島社文庫) 連城三紀彦連城さんの「戻り川心中」が何かの全集に入っていたのを読んで名作だと思った。その後、作品から遠ざかっていたが、「幻の名作ベストテン」という名前で復刊されていたので読んだ。旧作の短編ミステリが9編。それぞれが、見事なトリックとどんで...2019.03.17読書
読書夜叉ケ池・天守物語 (1984年) 泉鏡花戯曲という形式なので舞台のきらびやかさは想像に難くない。鏡花の世界に痺れる。他人のことはほとんど分からない。たいてい人柄を読み間違う。まぁこういう人だろうと想像して付き合っているけれど。 その点物語はいい。登場人物に入れ込んでしまっ...2019.03.17読書
読書夜叉桜 あさのあつこ因縁の過去が尾を引く、物悲しい話。 「あさのあつこ」さんは、期待にこたえてくれる。どうなるの?と言う疑問には明らかに新しい展開で驚かす。そしてとうとう、と終わりまで読ませる。読みやすく楽しい。これは前作を凌ぐ出来で面白かった。...2019.03.17読書