読書パウル・ツェラン詩文集 パウルツェラン詩になった戦争の傷は、まだ生々しい。災厄は次第に遠くなるはずが、文字の中では常に今でも、呼びかけが続いている。石原吉郎さんの詩を初めて読んだとき(全詩集でなく、どこかに発表されていた詩か代表作集)シベリアに強制収容されていて...2019.03.17読書
読書パライソ・トラベル ホルヘ・フランコ憧れのニューヨークへ、2人は密入国を企てた。読み終わるまで時間がかかった。面白くないのではないし、分かりにくくもない。それでもなかなか進まなかったのは、珍しい構成だったので馴染むのに時間がかかった。一度目は、時間の流れに慌...2019.03.17読書
読書チップス先生、さようなら ジェイムズヒルトンイギリスの裕福な家庭の子供たちが通う歴史の古いパブリックスクールで、先生を務め終え退職後も母校の隣に住んでいたチップス先生の回想録。最近文庫でもページ数の多いものに疲れてきたので、この100ページちょっとの本ならすぐに読...2019.03.17読書
読書チャイルド・オブ・ゴッド コーマック・マッカーシーCormacMcCarthy残酷な事件の裏に漂う哀感。コーマック・マッカーシーの世界を読む。「チャイルド・オブ・ゴッド」は初期作品(1973年)だか、映画化によって2013年に邦訳された。 アメリカ、アパラチア山脈...2019.03.17読書
読書チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 ヘレーン・ハンフ江藤淳20年にわたる往復文書。イギリスの古書店の人たちとアメリカに住む一人の女性作家との心温まる交流の実録。チャリングクロス街84番地にあるマークス古書店に一通の手紙が来る。アメリカの若い女性作家から書籍の注文だった。 古...2019.03.17読書