サイトをSSL化しました。セキュリティアップ!

読書

読書

閉鎖病棟

帚木蓬生罪はどのように購うか、被害者と加害者の処遇については両者に深い溝があるのは当然だが、人の命の尊厳はどの方向からどのように見ればいいのだろう。医師の目でかかれた作品。 平成7年度 山本周五郎賞受賞作 犯罪を犯した人は、その状況によっ...
読書

開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―

皆川博子表紙のグロテスクさがまたいい。読んでみるといつの間にかそんな事は忘れているけれど。たしかに人体解剖というのは医学の進歩には欠かせないといっても、考えれば恐怖だ。「双頭のバビロン」が余りに読み応えがあって、今でも雰囲気に呑まれた感じ...
読書

闇をつかむ男

トマス・H.クック「記憶シリーズ」の前作にあたり作風や表現法などが「記憶」風に変化してきている過渡期のように感じる。主人公が故郷に帰り、過去の出来事の中から事件を解明すると言うのは「蜘蛛の巣のなかへ」にも似ている。ミステリはパズルのような...
読書

イエスの遺伝子

マイクルコーディこれはベストセラーだったな。始まりから実に面白い。 近未来には、遺伝子工学も情報機器もこのくらいまで進歩しているのかと思わせる。 そう 、もしというのがSFというものだろうが、人間のもつ神秘のなかに神が降りてくる。この...
読書

過ぎ去りし世界

デニスルヘイン読みっぱなしで図書館の期限がきた。感想を大急ぎで書く。これでジョー・コグリンとの付き合いも終わりかな。ギャングの世界に染まり切れないジョーの葛藤がついに形になる。命がけの生き方を読むのに力が入った。「コグリンシリーズ」と呼ば...