読書閉鎖病棟 帚木蓬生罪はどのように購うか、被害者と加害者の処遇については両者に深い溝があるのは当然だが、人の命の尊厳はどの方向からどのように見ればいいのだろう。医師の目でかかれた作品。 平成7年度 山本周五郎賞受賞作 犯罪を犯した人は、その状況によっ...2019.03.17読書
読書開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― 皆川博子表紙のグロテスクさがまたいい。読んでみるといつの間にかそんな事は忘れているけれど。たしかに人体解剖というのは医学の進歩には欠かせないといっても、考えれば恐怖だ。「双頭のバビロン」が余りに読み応えがあって、今でも雰囲気に呑まれた感じ...2019.03.17読書
読書闇をつかむ男 トマス・H.クック「記憶シリーズ」の前作にあたり作風や表現法などが「記憶」風に変化してきている過渡期のように感じる。主人公が故郷に帰り、過去の出来事の中から事件を解明すると言うのは「蜘蛛の巣のなかへ」にも似ている。ミステリはパズルのような...2019.03.17読書
読書陽だまりの彼女 越谷オサムくっきりしたかわいらしい表紙が見えたので手にとってみた発掘本。 ――その秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる! と裏表紙に書いてあった、その秘密ってどの秘密?前代未聞って? ハッピーエンドにチョット...2019.03.17読書
読書陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎銀行強盗なのですが、愛すべきメンバーで、実害がない分応援態勢で読んだ。ガンバレ四人組 m(__)m伊阪さんの作品は「死神の精度」もそうだが、ピリッと気の利いた反面とぼけたところもある面白い短編集が好きだ。 読後の安心感と、お得感...2019.03.17読書