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読書

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鍵のかかった部屋

ポール・オースター「突然の音楽」に続いて読んだが、これは初期の三部作の中の一冊で、発行順にいけば「ガラスの街」「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」となるようだ。 順不同でも十分読み応えがあった。彼の作品は自分にあっているようで、抵抗無く世界の...
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鍵のない夢を見る

辻村深月人気作という評判が先になっているものもあるが、若さを感じさせながらも、いい作品を書く作家だと改めて思った。 「仁志野町の泥棒」 中学生のころ、友人の母親は泥棒だった、小さな被害にあった人たちも多かったが、まわりはそんなに騒ぎもしな...
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長い腕

川崎草志解説では21回横溝正史ミステリー大賞の受賞作。21回は2001年で少し前になるが、その賞があることは知らなかった。 でも横溝正史という名前に釣られて読んだ。始まりは、ゲームソフトの製作会社に勤めるヒロイン「汐路」の仕事場が詳しく紹...
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閉鎖病棟

帚木蓬生罪はどのように購うか、被害者と加害者の処遇については両者に深い溝があるのは当然だが、人の命の尊厳はどの方向からどのように見ればいいのだろう。医師の目でかかれた作品。 平成7年度 山本周五郎賞受賞作 犯罪を犯した人は、その状況によっ...
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開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―

皆川博子表紙のグロテスクさがまたいい。読んでみるといつの間にかそんな事は忘れているけれど。たしかに人体解剖というのは医学の進歩には欠かせないといっても、考えれば恐怖だ。「双頭のバビロン」が余りに読み応えがあって、今でも雰囲気に呑まれた感じ...