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読書

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月と蟹

道尾秀介2人の少年と少女のこどものころそれぞれは悲しみを背負っていた。ヤドカリを殺す儀式を続けたのも願いが叶うかもしれないというかすかな望みがあったから。鎌倉の町と海辺の風景が美しい。 道尾さんの作品を読むのはこれで8作目になる。ミステリ...
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検事の本懐

柚月裕子佐方直人という見かけは冴えないが、熱血、法の番人魂が服を着たような面白いキャラクターは、現代でも色あせない人情と根性の両輪に乗せられ柚木さんの手中に嵌っている。☆樹を見る  県警で新年の訓示を述べる佐野は同期の南場とは仇敵のように...
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検察側の罪人

雫井脩介矛盾したような意味深長な題名だが、題名の意味も含めてとても面白かった。 つい名作の「弁護側の証人」を思い浮かべた。司法修習生の研修会場で最上は検事の卵たちの指導教官だった。そこで沖野という修習生が、検事になる決意を最上に告げる。未...
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月の砂漠をさばさばと

北村薫「月の砂漠」の歌は好きだけど。二人がなぜ、何処から来て何処に行くのか気になります。お母さんとさきちゃんは二人暮らし。おかあさんはお話を作る人なんだけど、悪戯が大好き。そんなお母さんをさきちゃんは大好き。 というほのぼのとした日常のお...
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望郷

湊かなえ湊さんはいやなミステリを書く人といわれている。「告白」でつまずいて以来読んでなかったが勧められて買って来た。これで考えを改めた。いい作品だった。短編6編を集めたこの「望郷」はとても読みやすい、分かりやすい、そして共感する部分が多い...