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読書

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望郷

湊かなえ湊さんはいやなミステリを書く人といわれている。「告白」でつまずいて以来読んでなかったが勧められて買って来た。これで考えを改めた。いい作品だった。短編6編を集めたこの「望郷」はとても読みやすい、分かりやすい、そして共感する部分が多い...
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朝の少女 (新潮文庫)

マイケルドリスあの忘れてしまうような一瞬の輝いたとき。自然の中に住んでいた少年と少女がいた。作者はインデアンの血を引くアメリカの方で、もう亡くなっているが、人類学や先住民研究者だったそうだ。 舞台はアメリカの未開の地。そこで暮らしている少...
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朝霧

北村薫この本は、ページ数が少ないわりにデータ数が多くて、喜んで確かめているとなかなかレビューか書けなかった。読んだ中には引用して残しておきたい部分も多い、本棚に保存して、折にふれ取り出して読み返せばいいと思うが、こうして書き残す作業で、再...
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木洩れ日に泳ぐ魚

恩田陸アパートの部屋から明日出て行こうとしている二人の気持ちを、交互の独白で表現する。 そこはもう荷物を出した後のがらんとした最後の一夜の部屋で、非日常の見慣れない夜である。こういう形式は珍しくないが、それがお互いが殺人事件の犯人ではない...
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木練柿(こねりがき)

あさのあつこ「弥勒の月」に続く二作目 「宵に咲く花」「木練柿」が特に情感にあふれ、三人の、今、過去につながる話に事件が絡んで面白い。 「木練柿」はシリーズの核になる三人を巡る、4編の短編から成っている。  「楓葉の客」 「遠野屋」でかん...