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読書

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朝霧

北村薫この本は、ページ数が少ないわりにデータ数が多くて、喜んで確かめているとなかなかレビューか書けなかった。読んだ中には引用して残しておきたい部分も多い、本棚に保存して、折にふれ取り出して読み返せばいいと思うが、こうして書き残す作業で、再...
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木洩れ日に泳ぐ魚

恩田陸アパートの部屋から明日出て行こうとしている二人の気持ちを、交互の独白で表現する。 そこはもう荷物を出した後のがらんとした最後の一夜の部屋で、非日常の見慣れない夜である。こういう形式は珍しくないが、それがお互いが殺人事件の犯人ではない...
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木練柿(こねりがき)

あさのあつこ「弥勒の月」に続く二作目 「宵に咲く花」「木練柿」が特に情感にあふれ、三人の、今、過去につながる話に事件が絡んで面白い。 「木練柿」はシリーズの核になる三人を巡る、4編の短編から成っている。  「楓葉の客」 「遠野屋」でかん...
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本取り虫

群ようこ群さんは独身だけど、家族がいてもいなくても、楽な生き方はこうでないと。群流のあれこれ。女性に好かれるエッセイを書く人だと聞いて、どんなどんなとはじめは好奇心で読んでみた。 1996年発行。それでも中で取り上げられている本は、とて...
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朱夏―警視庁強行犯係・樋口顕

今野敏アルコール中毒でもない、奥さんに逃げられてもいない、というか心から信頼されている。辺鄙な部署に左遷されてもいない、一匹狼でもない、でもそれなりに悩みはあるがごくまともな刑事もたまにはいいかも。冒頭、コンビニ強盗で暮らしている不良たち...