読書東京自叙伝 奥泉光奇想天外!新境地?いやそのまんま。奥泉流の世界は東京好きの地縛霊。古代から東京の地に憑依して変化し、時代の流れにもまれ続けて今に至る。このぶっとんだ作品、結構面白かった。面白くて二度読みまでした「シューマンの指」を書いた人なので、内...2019.03.17読書
読書果断―隠蔽捜査〈2〉 今野敏竜崎は、息子の不祥事で大森署に移動になる。彼は前例を引くまでも無くわが道を行く。しかし部下を困らせることが本意ではない。竜崎も少し譲ることにして新しい任地は動き出す。高輪で強盗事件が起き大森署でも緊急配備をしいた。ところが犯人たちは...2019.03.17読書
読書最後の命 中村文則中村文則の作品に共通する、心の暗い部分に埋まりそうなテーマに共感しながら、どこか反社会的な生き方をする登場人物たちにやりきれなさも感じる。読んでみた作品はストーリーの流れに乱れが無く、減速する箇所もなく、感じるはずの抵抗は少なかっ...2019.03.17読書
読書最後の物たちの国で ポール・オースターアンナ・ブルームは兄を探して船に乗った、着いたのは存在が消えていく国、迷い込んだ国で生きぬかなくてはならないが。現代の寓話。ニューヨークが舞台になっている三部作の後、1987年に、「ムーンパレス」の前に書かれた作品だが、...2019.03.17読書
読書最後の証人 柚月裕子裏表紙に「感動を呼ぶ圧倒的な人間ドラマとトリッキーなミステリー的興趣が、見事に融合した傑作法廷サスペンス」とあった。 友人のお勧めだったし、読んでみようと思っていたのでこれを参考にして借りて来た。ほっこりミステリーという4人の作家...2019.03.17読書