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読書

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望郷

湊かなえ湊さんはいやなミステリを書く人といわれている。「告白」でつまずいて以来読んでなかったが勧められて買って来た。これで考えを改めた。いい作品だった。短編6編を集めたこの「望郷」はとても読みやすい、分かりやすい、そして共感する部分が多い...
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朝の少女 (新潮文庫)

マイケルドリスあの忘れてしまうような一瞬の輝いたとき。自然の中に住んでいた少年と少女がいた。作者はインデアンの血を引くアメリカの方で、もう亡くなっているが、人類学や先住民研究者だったそうだ。 舞台はアメリカの未開の地。そこで暮らしている少...
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新装版 ブラックペアン1988

海堂尊天才外科医が使う新兵器「スナイプAZ1988」が登場。ライバル同士に散る火花、バックボーンにある医師の使命感など盛り込まれ、シリーズに親しんできた故の親密感が戻ってきて、楽しみながら読んだ。東城大学総合外科教室は今回も大荒れです。 ...
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新訳 説経節

伊藤比呂美説経節の「小栗判官」を備忘録に。伊藤比呂美さんの詩作品は、昔の詩誌で読んだことがある。性にまつわる言葉が力強く直説的にまた喩として埋め尽くされた詩で、生きる力が迫ってくる力作だった。 自分とはちょっと方向が違うかなと思い、その後...
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旅のラゴス

筒井康隆丸く輪になって異動する転移、人や動物の心と繋がる同化、念じて空中を飛ぶ力などSFらしい発想も効果的で単純な物語の中にある夢や希望が、窮屈な人生の中で見る、小さな夢の物語になっていた。ラゴスは北に向かって旅に出る。その途中の出来事や...