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読書

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時の罠

辻村深月湊かなえ米澤穂信万城目学時の流れをテーマにした短編で面白かった。女性二人はタイムカプセルの話だったが、作風のように優しい読後感が残っている。万城目学さん、米澤さんは才能かなぁ着想が面白かった。読書は甘辛で行く。ソフトとハード。刺激...
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暗闇の終わり

キース・ピータースン「ニューヨーク・スター」社のトップ記者、ジョン・ウェルズのシリーズは四作まで発表されている。 あとはない、良質で好評だったのに待っても無駄らしい。少し古いが牧歌的な色彩の暖かい表紙も好みなのに終わるのか(しつこい)。 ...
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文庫版 死ねばいいのに

京極夏彦ケンヤが「死ねばいいのに」と言いたい気持ちはわからないでもない。「じゃ殺してくれ」と言われたらどうするのだろう。まぁそんな話ではないけれど。たとえば、京極堂シリーズとか巷説百物語シリーズなど、作者の長い薀蓄や、初めてお目にかかるよ...
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文車日記―私の古典散歩

田辺聖子先日奈良を歩いてきた。天平・白鳳時代の寺や仏を見ていると 奈良の都は時の中で静かだった。高円山を道路がとりまき、しばらく見ない間に風景が変わっていたが。帰って目についた有名すぎる古代の本を読んでみた。  昨年、たくさんの本の中から...
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断罪

和久峻三「赤かぶ検事」など沢山の作品で親しんできた、和久峻三さんの作品をみつけた。1984年刊のずいぶん前のものだけれど、全く時代のずれを感じないで読了。美貌には恵まれたが、倫理観の欠如で奔放すぎた生活の結果、誰の子供かも分らない息子がい...