読書新世界 柳広司我が国の歴史に残る禍根の中で最も残酷で悲惨な出来事、核爆弾の投下、それを題材にしてフィクションのフィルターをかけ重厚に描き出した、ゼロアワー前後の科学者の功罪。今、核の傘の下で、一瞬で日常の世界が溶けて焼失したあの時が次第に遠くなっ...2019.03.17読書
読書新装版 不祥事 池井戸潤花咲舞あなたは強い。ついていきます。ドラマにもなった花咲舞が活躍する。読後感のいい痛快な連作短編集。 舞台はやはり銀行。 納得できないことには、真正面からぶつかっていく、男気があるといえば聞こえはいいが女性、それも美しい人らしい、...2019.03.17読書
読書文庫版 死ねばいいのに 京極夏彦ケンヤが「死ねばいいのに」と言いたい気持ちはわからないでもない。「じゃ殺してくれ」と言われたらどうするのだろう。まぁそんな話ではないけれど。たとえば、京極堂シリーズとか巷説百物語シリーズなど、作者の長い薀蓄や、初めてお目にかかるよ...2019.03.17読書
読書文車日記―私の古典散歩 田辺聖子先日奈良を歩いてきた。天平・白鳳時代の寺や仏を見ていると 奈良の都は時の中で静かだった。高円山を道路がとりまき、しばらく見ない間に風景が変わっていたが。帰って目についた有名すぎる古代の本を読んでみた。 昨年、たくさんの本の中から...2019.03.17読書
読書断罪 和久峻三「赤かぶ検事」など沢山の作品で親しんできた、和久峻三さんの作品をみつけた。1984年刊のずいぶん前のものだけれど、全く時代のずれを感じないで読了。美貌には恵まれたが、倫理観の欠如で奔放すぎた生活の結果、誰の子供かも分らない息子がい...2019.03.17読書