読書顔に降りかかる雨 顔に降りかかる雨 桐野夏生 桐野さんの本は「OUT」しか読んでなかった頃に、そのあと読んだ「ミロ・シリーズ」を掘り出してきた。この頃桐野さんは面白かった。これは一作目。 村野ミロの親友、宇佐川耀子が失踪した。愛人の村瀬から預かった一億円のア...2019.03.172019.03.20読書
読書風の陰陽師〈1〉きつね童子 三田村信行 図書館では児童書だと聞いたからか絵も美しく、お伽噺風でとても楽しい本だった。 (4)まであるが、まず(1)は清明の誕生から、都に戻り中納言に仕えるまでの話。 父、安部の保名と葛の葉の間に生まれた清明は、信太の森にい...2019.03.172019.03.22読書
読書風の陰陽師〈2〉ねむり姫 三田村信行「風の陰陽師」気になっていた続きを読んだ。ますます面白くなってきた。都の夜に不吉な兆しが現れた。闇の孕み子は道満に操られ人を襲い、黒主の妖術で都の夜は悪の跳梁する闇に包まれた。 気配を感じると清明は赤眉とともに退治に出て行ったが...2019.03.17読書
読書鍵のない夢を見る 辻村深月人気作という評判が先になっているものもあるが、若さを感じさせながらも、いい作品を書く作家だと改めて思った。 「仁志野町の泥棒」 中学生のころ、友人の母親は泥棒だった、小さな被害にあった人たちも多かったが、まわりはそんなに騒ぎもしな...2019.03.17読書
読書長い腕 川崎草志解説では21回横溝正史ミステリー大賞の受賞作。21回は2001年で少し前になるが、その賞があることは知らなかった。 でも横溝正史という名前に釣られて読んだ。始まりは、ゲームソフトの製作会社に勤めるヒロイン「汐路」の仕事場が詳しく紹...2019.03.17読書