読書ねじれた文字、ねじれた路 トムフランクリンTomFranklin「S」という文字のようにねじれているが、人はねじれをなおす生き方を見つける。変わった題名だが、Mississippiの片田舎の子供たちは「S]をこう習う。 ロサンゼルス・タイムズ文学賞を受賞 少年二人...2019.03.17読書
読書ねにもつタイプ 岸本佐知子「中二階」を訳したひとは、こんな人だった。岸本さん訳の 中二階 を読んでいてよかった。部屋で一人で楽しんだ。 そういえば、ウィンターソンも三冊読んだ。今頃岸本さん訳なのを初めて知った。、この訳もそうなのか、自伝に近いストーリーは...2019.03.17読書
読書さがしもの 角田光代読み終わって、言葉を越えた共感を持つことが出来たときが、読書の楽しみと言うのだろう。 昨日読みかけた本に、文章について書いてあった。単語というレンガを積み上げたかたち、それが文章である。確かに日本語の文章はそういう構成で出来ている...2019.03.17読書
読書さぶ 山本周五郎山本周五郎を読んだ。小雨が靄のようにけぶる夕方、両国橋を西から東へ、さぶが泣きながら渡っていた。双子縞の着物に、小倉の細い角帯、色の褪せた黒の前掛けをしめ、頭から濡れていた。雨と涙でぐしょぐしょになった顔を、ときどき手の甲でこす...2019.03.17読書
読書さようなら、オレンジ 岩城けいオーストラリア。どこに住んでも生まれた風土を心の奥底に秘めていることを、故郷を離れてより強く意識する二人の女性と、それを取り巻く人々の暮らしを書く。一人は祖国の戦火を避けて二人の息子とともに逃れてきた黒人女性「サリマ」 夫の研究...2019.03.17読書