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まほろ駅前多田便利軒

三浦しをん便利屋を営む多田啓介とそこに転がり込んだ仰天春彦と町の人々との繋がりの話。高校時代の同級生、仰天春彦は三年間無口で過ごすようなちょっと変わった奴だったが、彼の小指の怪我に責任があると思う多田は、たまたま出合った行く先がないという...
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まるで天使のような (創元推理文庫)

マーガレット・ミラー人里離れた山の中に隠れた宗教団体があった。文無しになったジョーは、自給自足で排他的なその集団に迷い込んだが。マーガレット・ミラーは「ミランダ殺し」に続いて二冊目。 先に「半身」を読もうとして探したが見つからなかったので...
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とせい

今野敏題名どおりヤクザの世界の話だが、昔ながらの伝統的な任侠の世界で。代貸の日村の下で場違いの出版社を立て直す、愉快でハートフルな話。僅か組長を入れても6名の小世帯。厳しい組長の教育のおかげで、礼儀正しく義理堅く、人情に厚いヤクザが育って...
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とっておき名短篇

北村薫宮部みゆき題名どおり面白かったし、長編で馴染みの作家の珍しい作品を紹介され世界が広がった。もちろん編者のおふたりに勧められた12編は、短時間で一気に読んでしまえるくらい面白かった。特に、初めて知り、目を見張るほど驚いたのは、世界でマ...
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ぐるりのこと

梨木香歩   母は、自分の回りのことを「ぐるり」といっていました。育ったところの方言なのか、「ちょっとグルリを散歩してくる」「家のグルリを掃こう」とか。     山野草が好きで、目の前の風景からぼんやり異世界の入り口が見えたりするような梨木...
2019.03.24