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この1冊で早わかり!日本の古典50冊: あらすじ、名場面、味わい方まで

阿刀田高ガイドブックだけれど面白く編集されていて最後まで楽しめた。時々思い出して古典を読んでみようかと思う。考える本も楽しむ本もいいがなぜか慌ただしい。 静かにしみじみと味わうには「古典」がいい。 ミステリや売れている本の棚から少しずれた...
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こびとが打ち上げた小さなボール

チョ・セヒみんなが父さんを「こびと」と呼んだ。彼らの目は正しい。だが父さんの形以外は見えていなかった。彼らは間違っていたということもできる。僕ら5人家族は地獄に住んでいたから、天国について考え続けた。1970年代の韓国に住んでいた最下層の...
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さがしもの

角田光代読み終わって、言葉を越えた共感を持つことが出来たときが、読書の楽しみと言うのだろう。 昨日読みかけた本に、文章について書いてあった。単語というレンガを積み上げたかたち、それが文章である。確かに日本語の文章はそういう構成で出来ている...
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さぶ

山本周五郎山本周五郎を読んだ。小雨が靄のようにけぶる夕方、両国橋を西から東へ、さぶが泣きながら渡っていた。双子縞の着物に、小倉の細い角帯、色の褪せた黒の前掛けをしめ、頭から濡れていた。雨と涙でぐしょぐしょになった顔を、ときどき手の甲でこす...
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さようなら、オレンジ

岩城けいオーストラリア。どこに住んでも生まれた風土を心の奥底に秘めていることを、故郷を離れてより強く意識する二人の女性と、それを取り巻く人々の暮らしを書く。一人は祖国の戦火を避けて二人の息子とともに逃れてきた黒人女性「サリマ」  夫の研究...