読書虹の岬の喫茶店 森沢明夫生きるって、祈ることなのよ。 トンネルを抜けたら、ガードレールの切れ目をすぐ左折、雑草の生える荒れ地を進むと、小さな岬の先端に、ふいに喫茶店が現れる(帯より)図書館のお勧めで読んだ。噂では聞いていたが、もう胸が詰まって、二度読んだ...2019.03.17読書
読書蛇を踏む 川上弘美薄い本だった。でもふわふわと広がっていくような不思議な世界に浸っていると、すぐ読み終えるのが少し残念だった。 「蛇を踏む」 サナダさんは公園で蛇を踏んだ。蛇は「踏まれたらおしまいですね」「踏まれたので仕方ありません」と言って人の...2019.03.17読書
読書蛍川 宮本輝「蛍川」と「泥の河」が収められている。「泥の河」で1977年(昭和52年)に太宰治賞。「蛍川」で1978年(昭和53年)に芥川賞を受賞した。宮本輝さん30歳でここが作家としての出発点だった。 角川文庫版を読んだが奥付を見ると昭和55...2019.03.17読書
読書蜘蛛の巣のなかへ トマス・H・クック父の最後を看取るためにカリフォルニアから20数年ぶりに帰ってきたロイ。若い頃には逃げ出すことばかり考えていた故郷の、 ウェスト・ヴァージニア州キンダム郡は谷間にある貧しい炭鉱の町で小さい池や村落が点在し、川が一筋、 無舗...2019.03.17読書
読書蝉しぐれ 藤沢周平読み終えて、話すと驚きの声。 初めてだなんて、、、 そういう声が全くそのとおりだと思えた。 映画もドラマも見て読んだつもりになっていた。見ると聞くと読んでみるのとはこうも違う。染五郎が凛々しく木村佳乃は美しかった。 しかし原作の味...2019.03.17読書