サイトをSSL化しました。セキュリティアップ!

読書

読書

新訳 説経節

伊藤比呂美説経節の「小栗判官」を備忘録に。伊藤比呂美さんの詩作品は、昔の詩誌で読んだことがある。性にまつわる言葉が力強く直説的にまた喩として埋め尽くされた詩で、生きる力が迫ってくる力作だった。 自分とはちょっと方向が違うかなと思い、その後...
読書

旅のラゴス

筒井康隆丸く輪になって異動する転移、人や動物の心と繋がる同化、念じて空中を飛ぶ力などSFらしい発想も効果的で単純な物語の中にある夢や希望が、窮屈な人生の中で見る、小さな夢の物語になっていた。ラゴスは北に向かって旅に出る。その途中の出来事や...
読書

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

森下典子何かに気づくこと、知らないことを知ることはとても嬉しい、書評を読んでいてこの本に巡り合えてうれしい。作者の周りから爽やかで温かいお茶の香りが漂ってくる。華道は花が好きなので長く続いた、後から習った茶道は結婚を口実にして止めてしまっ...
読書

日暮らし 上

宮部みゆき「日暮し 上下巻」 前半は、前作「ぼんくら」の続編のようで、人物はほとんどが同じ、「ぼんくら」で起きた事件の深層を辿ることから始まる。今、季節的にもぴったりで、夏に弱い平四郎のぐったりしたしおれぶりから始まる物語を、蒸し暑い梅...
読書

昆虫はすごい

丸山宗利ほんと、昆虫はすごいんです、びっくりです。うちではみんな昆虫が好きなので図鑑などが沢山あって、テレビも録画をしてよくみます。 春にはアマガエルの声がしないと心配しますし、秋が来ると庭木の下に枯草を撒いてコオロギを放します。 本屋散...