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家守綺譚

梨木香歩友人宅の留守を頼まれた、住んでみると古い庭には樹や草花の陰に不思議な動物や花の精のようなものが棲んでいた。行方不明になった友人宅の家守をするまだ新米の文士、綿貫征四郎の著述をまとめたもの。 という形で、古い家と庭の木々、草花や狐、...
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家日和 (集英社文庫) (集英社文庫 お 57-3)

奥田英朗奥田さんはいい。こんな肩の凝らない話を読ませてくれる。その上脳内倉庫には、ハードボイルドやミステリも詰まっていて、そこここには、こんな優しい暖かい話も散らばっているのだろう。続けて奥田さん。これもほのぼのしながらもクスッとくる。休...
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容疑者

ロバート・クレイス犬は友だち大切な家族。お互いに心を病んでいるが、言葉の代わりに心が繋がっていく。ちょっとズルをして解説から読んだ。どんな犬なの? 興味津々だった。 北上次郎さんはこれは、心に傷を負った人間と犬の物語だ。ミステリー・ファン...
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寺田寅彦随筆集 (第4巻)

小宮豊隆寺田寅彦「なんじゃもんじゃの木」って知らない?と長い間探していた。寺田寅彦の随筆で面白い名前の花を知ったが、関西には咲いていないのかと思っていた。  若葉のかおるある日の午後、子供らと明治神宮外苑(めいじじんぐうがいえん)を ドラ...
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屋烏

乙川優三郎昔ながらの家屋には、家の歴史のように長く棲み付いたものがいる、烏も蛇も、そして親代わりの長女のように。みんなそれなりの小さな幸せを守って。 5つの短編が収められている。どれも人物や情景の繊細な描写が優れた名品揃いで、明るい未来を...